川崎病は遺伝するの？
ここでは、「川崎病は遺伝するのか」についてお話します。
川崎病の発症の殆どは子供と言われています。
稀に大人でも罹る事はありますが、
人数的にはかなり少ない数となります。
再発の可能性も無いとは言い切れず、
３〜４％に見られ、６歳までの
幼児の再発率が多く報告されています。
子供が罹る難病と考えると、自分が幼い時に
川崎病を経験していれば、遺伝性について心配になって
しまうのではないでしょうか。
川崎病は未だ原因が解明されていない病気のため、
子供を持つ親にとっては、
余計に不安が募る病気であると言えますね。
川崎病は遺伝するのか
川崎病発見されてから５０年近い年数が経過しています。
その間にも研究は進められ、
治療法も発見当初よりも
確実に効果があるものとなり、
早期の発見では重症化するケースも
見られないほどになりました。
川崎病の遺伝性の有無も調査研究が進められました。
川崎病は親から子供への遺伝の関連性が認められています。
遺伝などの生まれつき持つ個人の体質に、
細菌感染などの別の要因が組み合わさって、
川崎病が発症するであろうと、考えられています。
川崎病を両親のどちらかが経験していたとしても、
必ず川崎病に罹るという事はありません。
また兄弟が揃って川崎病になる事は稀な例としては
ありますが、やはり珍しい症例となります。
遺伝する可能性はありますが、実際に川崎病を
発症するまでには至らない事も多いと言われています。
ただ、リスクとしての可能性はありますから、
日頃から体調管理には注意をしておきたいですね。
川崎病の日本人の発症について
川崎病は感染症が疑われた時期もあり、
春から夏にかけて患者数が増え、
秋に入ると減少するといったデータもあります。
しかしながら、実際に感染した例はなく
感染する事は無いと言えます。
川崎病の研究グループによるデータでは、
日本人は川崎病に罹りやすいとされています。
日本人が持つ遺伝子が、
川崎病発症に深い関連を持つタイプであり、
実際にその遺伝子を持つ、
日本や中国などの東アジアでの発症が
圧倒的に多いと言えます。
川崎病の研究は進んでいますが、
まずは日頃の健康管理が大切となり、
小さな子供の体調の変化は見逃さないように
してあげたいですね。