川崎病は10歳でも掛るの?
ここでは、「川崎病は10歳でも掛るのか」についてお話します。
川崎病は、4歳以下の子供に多くみられる病気です。
全身の血管が炎症を起こして、
様々な特徴的な症状が現われてくる病気です。
しかし、この川崎病は4歳以上になったら
かかる心配のない病気なのでしょうか?
そこで今回は、川崎病は10歳でもかかるのか、
どのような症状がでるのかを紹介します。
川崎病の発症年齢
川崎病は、20世紀後半になって
発見された、比較的新しい病気です。
この病気は、0歳〜幼稚園くらいまでの
子供に多い病気です。
しかし、「川崎病 9歳」でもお話したように
時には小学生がかかることもあります。
川崎病全国調査によると、
10歳以上の発症率は、
約0.76%という統計が出ています。
乳幼児に多いとされる川崎病ですが、
10歳以上の子供でも発症する可能性があるのです。
また、16歳以上の症例もあり、現代では、
ますます増えてきている病気なのです。
10歳での症状
川崎病を10歳で発症したとしても、症状は同じです。
最初は発熱から始まります。
38度以上の高熱が続きますが、
微熱程度に下がっては夜になると
また上がるを繰り返すこともあります。
高熱が続くため、子供も
ぐったりとして食欲も落ちてしまいます。
また、川崎病の特徴的な
6つの症状も現われてきます。
目の充血や手足の腫れなどが現われます。
風邪のような症状のために、小児科などでは
「風邪」という診断を下すことが多いようです。
高熱が改善されず、特徴的な症状が現われているのであれば、
一度大きな病院で検査を受けてみることをおススメします。
発症率
川崎病は、4歳までの子供に発症することが多い病気です。
そのため、10歳の子供が高熱が続くなどの
風邪の症状がある場合、川崎病の確率的には
とても低いといえるでしょう。
しかし、10歳であっても確率は0%ではありません。
「もしかしたら…」
と不安になるのなら、
大きな病院で検査をするのもひとつの選択でしょう。
再発のおそれと予防法
川崎病の再発は、
かかりやすい年齢とされる4歳までが多いです。
しかし、時に10歳になってから
川崎病が再発してしまうこともあります。
再発予防の方法としては、大人も子供も
清潔習慣を見直して予防をしていくことが大切です。
川崎病の後遺症が残らなかった場合でも、
冠動脈には炎症が起きています、
そのため、動脈硬化や血管の老化が
早まる危険があるのです。
生活習慣の予防が重要なのです。
具体的には、
・バランスの良い食事
・肥満対策…過食や高脂血食を控える
・大人は禁煙
・適度な運動、運動不足の解消
などがあげられます。
特に血管の炎症が起こらないように、
一般的な生活習慣の予防をしていきましょうね。
このように、10歳の子供の川崎病は、
乳幼児と同じような症状が出てくるのです。
また、再発の恐れも十分にあります。
川崎病は、4歳以下の
子供以外でもかかる可能性はあります。
川崎病は原因不明ですから、
直接的な予防策は、残念ながらありませんが、
マスクを着用するなど、
普段から、風邪や感染症の
予防に勤めていきましょうね!