川崎病でアスピリンを飲み忘れた時はどうする?

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ここでは、「川崎病でアスピリンを飲み忘れた時はどうするのか」
についてお話します。

 

川崎病の治療薬アスピリンは、
退院後も2〜3ヶ月は服薬が必要です。

 

たとえ炎症の陰性化が
確認されていたとしても、

 

冠動脈瘤を後遺症として
残さないためです。

 

このことに関しては、
川崎病 アスピリン 服用期間
でもお話しましたよね?

 

とはいえ、2〜3ヶ月間きちんと決まった時間に
飲むのは難しいこともあるかもしれません。

 

もしアスピリンを飲み忘れてしまったら
どうしたらよいのでしょうか?

 

ここでは、アスピリンを
飲み忘れてしまった場合の
対処法を紹介します。

 

アスピリンを服用し続ける理由

 

川崎病は全身の血管炎で、
発熱が5日以上続いたり、

 

手足を中心に赤く腫れあがったりする
炎症の度合いが高い病気です。

 

「第23回川崎病全国調査成績」によれば、
2013、2014年のデータを合わせると
患者数は3万人を超えます。

 

そのうち、100人に4人が
一度完治が確認されても再発しています。

 

また、冠動脈瘤など、心臓に後遺症が
残ったという割合は、2.6%です。

 

いまだに原因がわかっていない
川崎病ですが、ガンマグロブリン療法や

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アスピリン療法など、
効果的な治療法が確立しつつあります。

 

ただし、退院後自宅療養になったとき、
医師に処方された用量をきちんと
飲み続けないと効果は期待できません。

 

炎症の程度が下がったのでアスピリンを
減量したら、再発してしまった例も
報告されています。

 

したがって、必ず医師の指示通りに
服用し続けることが
川崎病の完治につながります。

 

それでも飲み忘れてしまった場合

 

アスピリンを飲み忘れた場合は、
気がついた時点で
できるだけ早く服用してください。

 

もし、次の飲む時間が近いのであれば、
1回分を飛ばしで、次の飲むべき時間に
忘れずに飲みましょう。

 

ここで注意したいのは、
1回とばしたからと言って、
まとめて2回分を服用しないことです。

 

1回に飲む量は、
患者の体重によって決められています。

 

重篤な副作用が表れる場合があるので、
絶対に1回量を超えないようにしてください。

 

アスピリンの副作用として、
胃腸や肝機能障害が表れる場合があり、

 

空腹時の服用は避けることが望ましい
とされています。

 

飲み忘れに気づいた時点で空腹の場合は、
何かおなかに入れてから、
多めの水で服用するとよいでしょう。

 

水の代わりに牛乳で飲めば、
空腹でも胃の負担が軽くてすみます。

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