川崎病の原因はストレスなの?

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ここでは、「川崎病の原因はストレスなのか」についてお話します。

 

川崎病は、4歳くらいまでの
子供に多く見られる病気です。

 

時には小学生もかかることがあり、
怖い病気の一つとされています。

 

この病気の原因は何なのか?と気になるところですよね。

 

「病は気から」

 

というように、病気はストレスが
原因で起こることがあります。

 

川崎病も、ストレスが原因で
発症することはあるのでしょうか。

 

そこで今回は、川崎病の原因は
ストレスにあるのかどうかを紹介します。

 

川崎病の原因と特徴

 

川崎病は、日本人に特に多いとされる不思議な病気です。

 

全身の血管に炎症が起きる病気なのですが、
原因はいまだに分かっていない、
原因不明の病気です。

 

川崎病の特徴としては、

 

・4歳以下の乳幼児に発症することが多く、患者の8割と言われている

 

・男の子のほうが多く発症する

 

・子供100人に1人以上の確率で発症している

 

・アジア人に多く、日本は特に多い

 

などがあげられます。

 

原因に関しては、
過去に様々な原因が疑われてきましたが、
今もなお研究が進められています。

 

現在はガンジダなどの感染や免疫反応などに
スポットが当てられて研究が進められているようです。

 

また、原因は分かっていませんが、
流行することが分かっています。

 

1年のうちでは3月に発症が多くなります。
過去1982年と1986年に大流行しました。

 

原因は分からないものの、
伝染する病気ではないと考えられています。

 

しかし、兄弟間で発症するケースも
1〜2%あります。

 

川崎病の主な症状と特徴

 

川崎病 症状 感染」でもお話しましたが、
川崎病は、6つの特徴的な症状が現われます。

 

・38度以上の高熱が5日以上続く
・大きさや形が様々な赤い発疹が全身に出る
・唇が赤く荒れ、舌もブツブツになる

 

・両目の白目が充血して真っ赤になる、目やにはでない
・手足が腫れ、手のひらや足の裏が赤くなる
・首のリンパ節が腫れて痛みがある

 

これらの6つの症状うち5つに当てはまると、
「川崎病」と診断され、治療が開始されます。

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この他にも、家庭で気づきやすい症状があります。

 

・BCGの跡

 

…紅斑や発疹が出る特徴がある川崎病ですが、
特に腕のBCG跡が赤く腫れあがったり、
化膿したりすることがあります。

 

・腹痛、下痢、嘔吐、お腹が張る

 

…お腹が痛くなったり、下痢・吐き気などが出る子や、
お腹が張ってしまう子もいます。

 

特にBCG跡の腫れや化膿は、
医師も川崎病の診断の大きなポイントとしています。

 

家で

 

「いつもと違う」「おかしい」

 

と感じたら、この部分をしっかりと確認してみましょう。

 

病院で検査する必要性

 

川崎病の特徴的な症状が出た時に、
すぐに病院を受診しなければなりません。

 

受診する病院は、大学病院や
市立の病院のような大きな病院に
行くようにしましょう。

 

なぜなら、川崎病は病院で詳しい検査を
しなければ分からない症状もあるのです。

 

川崎病は全身の血管に炎症が起きる病気なので、
血管にも症状が出るのです。

 

中でも注意しなければいけないのが、
「冠動脈瘤」なのです。

 

冠動脈は常に血圧に耐えている血管です。

 

この冠動脈にダメージを受けて血圧に耐えられなくなると、
冠動脈が広がったり、ボール状に膨らんだりしてしまいます。

 

このボール状に膨らんだ状態が、冠動脈瘤なのです。

 

冠動脈瘤ができると、血流が悪くなったり、
血栓と呼ばれるつまりができたり、
動脈瘤が破裂するなどの危険が生じるのです。

 

心筋梗塞は命に関わるので、
冠動脈瘤を作らないように
注意しなければなりません。

 

また、できてしまった場合も、
後遺症が残らないようにしっかり治療することが、
川崎病治療の中心となっています。

 

このように、川崎病はストレスが
原因で起こる病気ではないのです。

 

川崎病は早期発見・早期治療が大切となります。

 

家庭で子供の様子をしっかり確認するとともに、
疑われる場合はきちんと病院で
検査をするようにしましょうね。

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