川崎病は不整脈の後遺症が成人でも残るの?

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ここでは、「川崎病は不整脈の後遺症が成人でも残るのか」についてお話します。

 

川崎病は、全身の血管が炎症を起こす病気です。

 

4歳以下の子供に多くみられる病気で、
その後遺症が心配されます。

 

どうして川崎病は発症するのかは、
未だに分かっていない原因不明の難病です。

 

この川崎病の心配される後遺症とは、
どのようなものがあるのでしょうか。

 

また、不整脈との関係はあるのでしょうか。

 

そこで今回は、川崎病の後遺症と
不整脈について紹介します。

 

川崎病の後遺症

 

川崎病の後遺症で最もおそろしいものに、
冠動脈瘤があります。

 

心臓をとりまいている冠動脈は、
心臓に栄養を送る大切な役割を果たしている血管です。

 

その血管が、川崎病によって炎症を起こし、
血管の壁が膨らんで瘤ができてしまうのです。

 

瘤かできてしまうと、血流を悪くしたり、
最悪の場合は詰まらせてしまうことになるのです。

 

そのため、心臓の機能が低下してしまう狭心症や、
詰まってしまう心筋梗塞を引き起こしてしまいます。

 

この後遺症は、川崎病の治療が遅れてしまうと、
後遺症がのこる可能性が高くなるものです。

 

子供のうちでも、心筋梗塞に
なってしまうことがあるのです。

 

このような理由から川崎病は、
7日以内に治療を開始することが必須となっています。

 

大人になってからの後遺症

 

川崎病の治療が不十分のまま放置されてしまうと、
大人になってから突然症状が出ることがあります。

 

後遺症としては、

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・狭心症や心筋梗塞
・頭痛、腹痛、胸痛

 

・難聴
・運動が禁止になることもある

 

などがあげられます。

 

また、妊娠には問題ありませんが、
アスピリンを服用している場合には注意が必要です。

 

妊娠後期にアスピリンは
服用してはいけないとされているのです。

 

中期には少量であれば大丈夫とされているので、
医師に相談をするようにしましょうね。

 

川崎病と不整脈

 

川崎病の急性期に少し出ることがありますが、
後遺症として問題になることは極めて少ないです。

 

しかし、冠動脈狭窄によって心臓の血流が少なくなり、
心臓の筋肉が虚血状態になれば起こりえます。

 

心臓の脈をコントロールする部分に
虚血がでると起こるのです。

 

また、弱った心臓の部分が異常に
興奮してしまった場合にも、
不整脈が出ることがあります。

 

もし大人になってから不整脈が出た場合には、
川崎病の後遺症だけでなく、
他の原因があるかもしれません。

 

このように、川崎病によって不整脈が
後遺症で成人まで残ることは、
ほとんどないようです。

 

しかし、絶対ではありません。

 

また、他の原因で不整脈が
起きている場合も考えられます。

 

きちんと病院で検査をし、
治療をして不整脈を治していきましょうね。

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