川崎病後インフルエンザ予防接種は効くの?

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ここでは、「川崎病後インフルエンザ予防接種は効くのか」についてお話します。

 

川崎病は、乳幼児にみられる原因不明の病気です。

 

全身の血管が炎症を起こす病気なのですが、
何が原因で起こるのかはいまだに解明されていないのです。

 

しかし、近年この川崎病を
発症する子供が増えてきています。

 

インフルエンザの時期になると、
誰もが予防接種をしようと考えるはずですよね。

 

特に子供は、まだ抵抗力も弱いので
是非受けたいものです。

 

もし川崎病を発症したり、
過去に川崎病を発症したことのある子供も、
インフルエンザの予防接種は受けてもよいのでしょうか?

 

そこで今回は、川崎病と
インフルエンザの予防接種について紹介します。

 

インフルエンザの予防接種とは

 

インフルエンザは、
インフルエンザウイルスが体内に入り、
細胞に進入して増殖するために起こる病気です。

 

のどの痛みや高熱が特徴です。

 

合併症や最悪の場合には、
亡くなってしまうケースもある、
恐ろしい病気なのです。

 

このインフルエンザを予防するために、
インフルエンザワクチンを接種するのです。

 

インフルエンザワクチンは、生ワクチンです。

 

インフルエンザワクチンは、発症を抑えて、
合併症や亡くなる、
などの重症化を防ぐ効果があります。

 

接種してから効果が現われるまでの期間は、
およそ2週間かかるといわれています。

 

効果は5ヶ月程度続きますので、
流行期に入る前に接種しておくと良いでしょう。

 

川崎病後のインフルエンザ予防接種

 

川崎病の治療には、ガンマグロブリンを
大量投与する治療法が一般に用いられます。

 

このガンマグロブリンは、体内に入った
ワクチンを中和してしまう働きを持っています。

 

そのため、予防接種を受けても効果が得られないのです。

 

治療中はもちろんのこと、
退院後6ヶ月間は予防接種を
受けても効果がないのです。

 

退院後6ヶ月間は、人ごみに連れて行くことは避け、
感染の危険にさらさないのが一番です。

 

とはいっても、保育園などに通っている場合は、
そうもいかないのが現実です。

 

その場合は、川崎病を診てもらった
主治医に相談をしてみましょう。

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医師の助言をもらって、対処していきましょう。

 

その他の予防接種も6ヶ月以降

 

0〜2歳くらいの子供は、
様々な予防接種を受けなければなりません。

 

インフルエンザ以外にも、
風疹・麻疹・水痘・ムンプスなどの
ワクチンを接種しなければなりませんよね。

 

しかし、これらのワクチンも生ワクチンで、
川崎病の治療後6ヶ月は効果がありません。

 

特に2回受けないと効果が得られない
予防接種には注意が必要なのです。

 

焦って6ヶ月を待たずに接種しても、
ワクチンの効果がないために、
2回やっても意味がなくなってしまうのです。

 

また調査の結果、
「水疱瘡」や「おたふくかぜ」は、

 

6ヶ月経過後に摂取したとしても、
効果が薄いことが分かっています。

 

一方で、不活化ワクチンは、
川崎病から期間をあけることなく接種することができます。

 

もし予防接種を受けるのであれば、

 

・不活化ワクチンを必要に応じて早めに接種する。

 

・生ワクチンの中でも、水痘とおたふくは後に回す。

 

・6ヶ月経過後はまず、「麻疹」のワクチンを接種する。

 

・過半数以上の人が免疫が獲得できるため、「風疹」も6ヶ月以降に接種する。

 

というように、接種のスケジュールを
調節すると良いでしょう。

 

ちなみに、アメリカでは
11ヶ月間あけないと、いけないルールのようです。

 

これが正しいのかは分かりませんが、
主治医の先生に相談をして受けるようにしましょう。

 

このように、インフルエンザの予防接種は
生ワクチンなので、川崎病後6ヶ月以降に
受けないと意味がないのです。

 

しかし、インフルエンザは季節性の強い病気です。

 

6ヶ月待っているうちに、
流行がきてしまう可能性もありますよね。

 

そんな時は、主治医に相談することをおすすめします。

 

どちらにしても、このような感染症に
かからないようにその他の対策もあわせて
行っていかなくてはいけませんね。

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