川崎病は体中に発疹が出るの?

スポンサーリンク

ここでは、「川崎病は体中に発疹が出るのか」についてお話します。

 

川崎病の主要症状のうち、不定形発疹があります。

 

ここでは、川崎病に特徴的な
発疹の症状について解説します。

 

不定形発疹とは

 

川崎病は、全身の血管に
強い炎症を起こす難病です。

 

したがって、赤みがあるのが
川崎病の発疹の特徴です。

 

発疹の形状や大きさ、現れる場所が
患者によって異なります。

 

境界のない細かい様々な大きさの赤い点が
集合しているように見える場合があったり、

 

くっきりと境界が明瞭で、
大きな斑点のようになったりします。

 

発疹の出る病気はいくつかありますが、
水ぶくれや盛り上がりは見られません。

 

全身にまんべんなく発疹が広がったり、
股の部分や足の関節から下の部分に
目立って見られたりします。

 

また、BCGを接種した部位が
斑点状に赤くなります。

 

発疹に強いかゆみを伴う患者もいれば、
まったくかゆみを感じない人もいます。

 

かゆみが強い場合は、
冷やしタオルや氷枕を当てるなど
冷やすことで、かゆみが少し落ち着きます。

 

さらに、手足に赤い斑点が広がった上に、
まるでクリームパンのように
腫れあがってきます。

 

ぱんぱんで、てかてかの膨れ上がりで、
指で押してもへこまず、跡が残りません。

 

熱が下がり、回復傾向に入ると
つま先の爪と指の間から皮がむけてきます。

スポンサーリンク

手のひらや足の裏の皮が
脱皮するように
すべてむけてしまう場合もあります。

 

発疹とかゆみが続く場合

 

発疹と発熱のセットで乳児がよくかかる
突発性発疹は、解熱後に
発疹が出てくるのが特徴的です。

 

一方、川崎病では、発熱とほぼ同時か
2〜3日後に発疹が現れ、
解熱とともに発疹もひいていきます。

 

ただ、川崎病であっても、
解熱後も発疹やかゆみが
残る場合があります。

 

考えられるのは、
川崎病の治療薬であるガンマグロブリンや
アスピリンの副作用です。

 

川崎病は強い炎症を起こしている病気なので、
炎症の程度が陰性化したのちも、
2〜3ヶ月間は治療薬を飲み続けます。

 

必然的に量が多くなってくるので、
副作用が出てしまう場合も十分考えられます。

 

様々な副作用がありますが、
皮膚に重い障害が起こる場合があります。

 

具体的には、

 

発疹、発赤、水ぶくれ、皮膚に熱を帯びる、
かゆみ、むくみ、全身倦怠感、発熱

 

などが挙げられます。

 

もし、治療後いつまでも発疹やかゆみが
伴うようであれば、場合によっては

 

治療薬の用量を減らしたり、
別の薬剤にしたりする必要があります。

 

必ず医師に症状を伝え、相談しましょう。

スポンサーリンク