川崎病は目やにが出るの?

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ここでは、「川崎病は目やにが出るのか」についてお話します。

 

川崎病の6つの主要症状のうち、
両側眼球結膜の充血があります。

 

全身の血管が強い炎症を起こしていて、
その影響で、目が真っ赤に充血します。

 

川崎病の目の症状の特徴について、
目の症状を伴う他の病気と比較して紹介します。

 

川崎病の目の充血の特徴

 

川崎病に罹患すると、
白眼の部分が真っ赤になります。

 

血管の一筋一筋が
鮮明に見えるのが特徴的です。

 

子供がよくなる結膜炎などは、
目の充血とともに目やにがたくさん

 

出ることが特徴的ですが、
川崎病の場合は、目やには出ません。

 

したがって、高熱が続き、目の充血があるとき、
目やにの有無によって、

 

川崎病かその他の病気かを
判断する目安になります。

 

なお、川崎病の場合、目のかゆみや
痛みもあまり感じません。

 

ところで、患者によっては、
目の充血が退院後も治まらない、
という症例があります。

 

入院治療によって、ガンマグロブリンや
アスピリンによって炎症は抑えられますが、

 

解熱し、炎症度が陰性化しても、
充血だけが残ってしまうのです。

 

川崎病は強い炎症を起こしているので、
目の充血が治まるのに数週間かかる場合が
ありますが、1ヶ月も経てば消失します。

 

気になる場合は、
定期検診の際に医師に相談してください。

 

その他目の症状を伴う主な病気

 

子供がかかる可能性が高い、
目の症状が特徴的な病気を紹介します。

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・咽頭結膜熱

 

夏風邪の代名詞とも言え、
プールに入ることによって感染しやすいことから
プール熱とも言われています。

 

アデノウイルスに感染することによって
発症する病気で、以下の3大症状が
特徴的です。

 

1 咽頭炎(のどの腫れ、痛み)
2 結膜炎(目やに、目の充血)
3 高熱(38℃以上の発熱)

 

アデノウイルスは飛沫感染し、
感染力が高いため、

 

文科省が定める学校伝染病第2種に
指定されています。

 

3大症状が治まった後、
2日間は登校・登園は禁止です。

 

目やにや目の充血症状は、
約10日間継続する傾向にあります。

 

・アレルギー性結膜炎

 

花粉症が代表的な
アレルゲンによって結膜に炎症を
起こす病気です。

 

子供の花粉症患者は年々増加しています。

 

子供の花粉症の特徴は、目の充血とともに、
かゆみや目やにを伴います。

 

発熱をする場合がありますが、
微熱にとどまり、高熱が出た場合は、
他の病気を疑った方がよいでしょう。

 

他に、蓄膿症が悪化して、炎症が副鼻腔を通って
結膜まで広がり、目やにが
たくさん出る症状もあります。

 

子供の目が充血したら、
かゆみや痛みがあるのか、目やにがあるのかなど

 

しっかりと経過を観察し、
受診の際に医師に伝えましょう。

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