川崎病専門の病院とは?

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ここでは、「川崎病専門の病院」についてお話します。

 

川崎病は、4歳以下の乳幼児のかかる難病です。

 

全身の血管に炎症が起きてしまう病気で、
原因がいまだに分かっていません。

 

万が一自分の子供が、
この川崎病にかかってしまった場合には、
専門の病院で診てもらいたいと考えるのではないでしょうか。

 

しかし、川崎病の専門の病院はあるのでしょうか?

 

そこで今回は、川崎病を
専門とする病院を紹介します。

 

・国立成育医療研究センター

 

 東京都世田谷区大蔵2-10-1

 

「川崎病ボード」

 

とは、国立成育医療研究センター内にある、

 

多くの専門診療医師からなる、
チームのことをこう呼びます。

 

特に診断・治療に難渋する場合、
冠動脈瘤を合併した場合などは、

 

病院・研究所・臨床研究開発センターが
一丸となって診療を行います。

 

診療の中心メンバーは、

 

・総合診療部:益田 博司 医師
・循環器科:小野 博 医長
・腎臓・リウマチ・膠原病:小椋 雅夫 医師

 

・教育研修部長:石黒 精 医師
・高度先進医療研究室:今留 謙一 室長
・臨床研究企画室:小林 徹 室長

 

・横浜市立大学小児科学教授:伊藤 秀一 医師
・前免疫療法研究室長:阿部 淳 研究員

 

となります。

 

川崎病の診療実績

 

2014年には、計180名の
川崎病患者を診察・治療しました。

 

急性期では、

 

・国立成育医療研究センターで川崎病と診断し、
 治療を開始した症例は、131名。

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 そのうち冠動脈瘤を合併していたのは5名でした。

 

・他院から治療に不応であったために転院された症例は、9名。

 

・最終診断は川崎病ではなかったが、
 川崎病を疑い心エコーを実施した症例は30名。

 

さまざまな川崎病の患者を診療、
治療する実績があります。

 

診療の仕方

 

では、この川崎病を専門とする病院を受診するには、
どのようにしたら良いのでしょうか。

 

川崎病と診断される前で、
川崎病の主要症状が現われて

 

川崎病が疑わしい場合は、
直接救急外来へかかりましょう。

 

かかりつけ医師からの紹介状を
持参して来院する場合も同じです。

 

他院で川崎病と診断され、
国立成育医療研究センターでの

 

治療を希望する場合は、主治医の先生と相談の上、
主治医から国立成育医療研究センターに連絡をお願いします。

 

また、川崎病の治療後で慢性期の管理を希望する場合は、
主治医から紹介状をもらった後に
予約センターへ連絡をして、川崎病外来の予約をとります。

 

川崎病外来は、水曜の午前中と金曜の午前中で、
すべて予約制となっているので、

 

予約センターに電話をして
予約をしてから来院するようにしましょう。

 

このように、川崎病を専門とする病院があるのです。

 

「もしかしたら川崎病かも…」

 

と感じたら、すぐに駆け込める病院です。

 

また、そこで治療をしてもらいたいと考える場合は、
紹介状や予約が必要となることを覚えておきましょう。

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