川崎病の症状はうつるの?

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ここでは、「川崎病の症状はうつるのか」についてお話します。

 

近年、小さな子供を中心に
患者数が増え続けている、川崎病。

 

心臓に後遺症が残る可能性がある、心配な病気です。

 

そんな川崎病は、
人にうつる病気なのでしょうか。

 

もし身近で発症した子供がいた場合、
不安になってしまいますよね。

 

また、自分の子が川崎病になった場合、
身近な他の子供にうつってしまってはいないか
気になるところです。

 

そこで今回は、川崎病の症状は
うつるのかどうかを紹介します。

 

川崎病はうつらない

 

川崎病 うつる」でもお話しましたが、
川崎病は、何らかの細菌やウイルスが
原因で引き起こされている病気ではありません。

 

そのため、基本的には
うつらないものと考えられているのです。

 

実際に、川崎病の二次感染などを
発症したことは無いといわれています。

 

親が、同じ部屋で川崎病の
子供といたとしても、うつる心配はありません。

 

しかし一部では、川崎病は感染症である
という見解もあるのも事実です。

 

子供が発症してしまった親は、
インターネットなどで調べたり、
質問したりすることが多いです。

 

今のところは一般論として、
川崎病はうつるものではないという
認識のほうが強いので、安心してください。

 

川崎病の原因

 

川崎病の発症例は沢山ありますが、
いまだに何故発症するのかがはっきりしていない、
原因不明の病気です。

 

原因解明のために、さまざまな研究がされているのですが、
特定には至っていないのです。

 

分かっていることとしては、

 

・4歳未満の子供が感染しやすい。
・男の子に多い
・遺伝が関係している

 

という事です。

 

川崎病はうつる病気ではありませんが、
これらの要素を持つ子供が患うことが多いようです。

 

川崎病にかかりやすい子供の特徴

 

川崎病は、しばしば流行してきた病気です。

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しかし、川崎病自体は感染症ではないので、
周囲で流行しても必ず発症してしまうわけではありません。

 

一方で、川崎病にかかりやすい
タイプの人がいることが分かっています。

 

かかりやすい人の主な特徴は、

 

1. 4歳未満

 

…川崎病は、患者のほとんどが4歳未満の子供です。

 

特に発症のピークは、
月齢9〜10ヵ月となっています。

 

まれに10歳以上の発症もありますが、
全体の約1%程度とわずかです。

 

2. 男の子

 

…4歳未満のかかる確率は、
女児より男児のほうが約1.3倍高くなっています。

 

しかし、男児のほうが川崎病に
かかりやすい理由は、分かっていません。

 

3. 遺伝

 

…血縁者に川崎病を患ったことがある人がいる場合、
川崎病にかかる確率は高くなることが分かっています。

 

発症のメカニズムが少しずつ解明されており、
遺伝などの生まれつきの体質と

 

細菌感染などが組み合わさった時に、
発症しやすい病気ではないかと考えられているのです。

 

細菌感染で特定の免疫機能が過剰に反応する体質の人が、
川崎病にかかりやすいと考えられています。

 

つまり、川崎病の発症のしやすさは、
親からの遺伝が関与していることになるのです。

 

4. 日本人

 

…川崎病は、欧米やアフリカには少なく、
日本や中国などの東アジアに多く見られる病気です。

 

その理由は、やはり遺伝子の型が関係しているのです。

 

東アジア、特に日本人には、
川崎病の発症に関する遺伝子の型が多く見られます。

 

日本人は、生まれつき
川崎病にかかりやすい人が多いのです。

 

川崎病は、流行したり同じ地域で
流行することがあります。

 

しかし、その理由は感染ではないようです。

 

川崎病にかかりやすい体質かどうかが、
関係しているのです。

 

うつることはないので、
その点では心配をする必要はありません。

 

もし川崎病にかかってしまった時は、
いらない心配はせず治療に専念してくださいね!

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