川崎病の退院後に発疹が出る時とは?

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ここでは、「川崎病の退院後に発疹が出る時」についてお話します。

 

川崎病の入院治療が終わり、
退院したのに再び発疹が
出たら不安になりますね。

 

ここでは、退院後に発疹が出た場合、
どのような病状が考えられるのか解説します。

 

アスピリンの副作用

 

川崎病にかかった場合、治療薬として
アスピリンの投与が行われます。

 

アスピリンとは、解熱鎮痛消炎作用とともに
抗血小板作用を持ち合わせていて、

 

血を固まりにくくして
血栓を作らないようにします。

 

川崎病では、退院後炎症が陰性になっても
2〜3ヶ月という長期にわたって
飲みつづけることが望ましいとされています。

 

長期服用することで
表れやすいのが副作用です。

 

アスピリンを長期間服用すると、
めったにないですが、

 

重い皮膚・粘膜障害、肝臓障害が
起こる場合があります。

 

具体的には、皮膚や粘膜に、発疹、発赤、
水ぶくれ、かゆみ、ただれが表れ、

 

発熱や嘔吐、ぜん息
などを伴うこともあります。

 

重篤な副作用を出さないために、
退院後の定期健診で、

 

肝機能や腎臓や胃の検査も
受けておくことをオススメします。

 

もしアスピリンの副作用が重篤な場合は、
副作用が少なく安全性の高い製剤
プレドニゾロンに変える場合があります。

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川崎病の再発

 

退院後再び発疹が出たら、
川崎病の再発の可能性もあります。

 

「第23回川崎病全国調査」掲載の
2013年、2014年の2年間のデータによると
再発率は4.2%と報告されています。

 

つまり、川崎病の患者のうち、
100人に4人が治療後に
再発してしまうことになります。

 

治療後から再発までの
期間は1年以内が半数です。

 

男児は2歳まで、女児は3歳までの
再発の割合が多いものの、
成人になってから再発する症例も見られます。

 

子供の患者が再発した場合、
川崎病の急性的な症状と同じく、
手足や体への発疹や発熱などが表れます。

 

他方、成人の患者の場合は、
突然胸の痛みを訴えて、
心筋梗塞を起こす傾向が高いとされています。

 

川崎病は全身の血管に
炎症が起こる病気です。

 

たとえ後遺症が残らなかった場合も、
冠動脈に炎症が起こっていて、

 

将来的に動脈硬化を引き起こす
要因になる場合があります。

 

乳幼児期に川崎病にかかった人は、
日常的に、栄養バランスの良い食事をとり、

 

適度な運動を心がけて、
肥満や高脂質症、高血圧症に
ならないようにすることが大切です。

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