川崎病の治療で副作用とは?

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ここでは、「川崎病の治療で副作用」についてお話します。

 

川崎病は、4歳以下の子供がかかる
血管に炎症を起こす原因不明の病気です。

 

この川崎病の治療法としては、
一般的にガンマグロブリンの大量投与があります。

 

また、場合によってはアスピリンを
併用することもあるのです。

 

この治療法は、効果的ではありますが、
副作用はあるのでしょうか。

 

そこで今回は、川崎病の治療の
副作用について紹介します。

 

川崎病の治療法

 

川崎病は原因不明の病気です。

 

そのため、対症療法を行うのが基本となります。

 

特に命の危険がある冠動脈瘤を
併発させないことが大切なので、
できるだけ早く血管の炎症を鎮めなければならないのです。

 

炎症を鎮めるためには、

 

「ガンマグロブリン」

 

と呼ばれる血液製剤を大量に
投与するのがメインになります。

 

ガンマグロブリンは、炎症を抑えて毒素を中和し、
リンパ球や血小板の働きを抑制させて
冠動脈瘤を予防する働きをします。

 

また、アスピリンと併用することで
冠動脈瘤に関連する心臓などへの
後遺症のリスクを大幅に下げることができます。

 

同時に、血を固まりにくくする
作用があるアスピリンを投与します。

 

アスピリンは、冠状動脈流の引き金になる
血液の塊「血栓」を起こしにくくしてくれるのです。

 

また、炎症を抑えて解熱効果も
発揮するので、川崎病の高熱も抑えてくれます。

 

ガンマグロブリンの副作用

 

ガンマグロブリンを大量投与した場合に考えられる副作用としては、

 

・心不全
・アナフィラキシー
・無菌性髄膜炎

 

などが考えられます。

 

心不全は、血液を送り出す力が弱まって
疲れやすくなり、動悸が見られる場合もあります。

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主に薬の服用や生活習慣によって改善できますが、
症状によっては手術が必要となることもあります。

 

アナフィラキシーは、投与開始後
1時間以内に見られるケースが多いです。

 

呼吸困難や、胸が苦しくなる
などの症状があらわれます。

 

この時は、医師の判断で投与を中止したり、
投与時間の調節をしていくこととなります。

 

無菌性髄膜炎は、ウイルス性の感染症です。

 

発熱や嘔吐、下痢などの症状が見られ、
脱水に対しての注意が必要となります。

 

この時は、医師による適切な処置が行われます。

 

アスピリンの副作用

 

血液を固まりにくくするアスピリンは、
服用中にケガをすると血が止まりにくくなります。

 

また、消化器官に潰瘍ができたり、
肝機能障害などを起こしたりすることもあります。

 

腹痛や嘔吐、胸焼け、食欲不振などの
症状が現われることがあるのです。

 

もし食欲不振などが見られたときには、
担当の医師に相談しましょうね。

 

消火器以外の症状としては、頭痛やめまい、
耳鳴り、発疹などの軽い副作用が現われることもあります。

 

アスピリン服用中に
いつもとは違う症状が現われた場合には、
早めに医師に相談するようにしましょう。

 

場合によってはアスピリンの使用を
中止するなどの処置がとられます。

 

このように、川崎病の治療では
様々な副作用が考えられるのです。

 

しかし、副作用を気にしてばかりいたら
治療はできませんよね。

 

心配なのは分かりますが、
まずは川崎病の治療にむけて、

 

退院後の楽しみなどを作って
乗り越えていけたら良いのではないでしょうか。

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