川崎病の治療期間とは?

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ここでは、「川崎病の治療期間」についてお話します。

 

川崎病は、4歳以下の子供にみられる、
全身の血管が炎症を起こしてしまう病気です。

 

原因は不明ですが、
高熱や発疹などの特徴的な症状が出ます。

 

そんな川崎病と診断された場合には、
どの位の期間治療が必要となるのでしょうか?

 

特に4歳以下のお子さんを
お持ちの方は、気になりますよね。

 

そこで今回は、川崎病の治療期間について紹介します。

 

川崎病の治療

 

川崎病は、発熱から始まって、
特徴的な症状が出ます。

 

特徴的な症状は6つあり、
そのうちの5つが当てはまると
「川崎病」と診断されるのです。

 

そのため、症状が出揃うまで
診断に至らないことが多く、
発症から数日経過してしまうことが多いです。

 

「川崎病」と診断されたら、
速やかに治療が開始されます。

 

治療は、「川崎病 治療 経過」でもお話したように、
ガンマグロブリン投与と
アスピリンの服用が一般的です。

 

この治療法は点滴で行うために、
入院が必要となります。

 

治療期間

 

川崎病の治療として、まず入院での治療が開始されます。

 

川崎病 入院 期間」で、お話した通り、
入院期間は人によって、症状によって様々です。

 

順調にいけば1週間程度、
再度熱が出てしまうなどの場合は
10日間程度となります。

 

ガンマグロブリンを点滴で
大量に1〜2日かけて投与します。

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1回目の投与で、解熱をして
炎症が抑えられれば順調に経過は進んでいきます。

 

しかし、1回の投与では解熱を
しなかった場合には、2回目の投与をします。

 

このガンマグロブリン投与療法は、
2回までとされている病院がほとんどです。

 

2回目でも効果が現われない場合は、
ステロイド剤投与や血漿透析などの
治療法に切り替えられます。

 

退院後

 

順調に回復をして、後遺症がなく退院できたとしても、
まだ治療は終わったわけではありません。

 

後遺症として注意すべき
「冠動脈瘤」ができないように、
アスピリンを服用し続けるのです。

 

期間としては、退院後2〜3ヶ月間です。

 

この間2〜3週間に1回は、
定期的に冠動脈などの検査を行います。

 

そして、この間に異常がなければ、
定期検査は半年〜1年に1回となります。

 

もし冠動脈瘤が発見されるなどした場合には、
再度入院をして治療を行う必要があります。

 

このように、川崎病の治療期間は長期にわたります。

 

たとえ退院したとしても、退院後2〜3ヶ月は
薬の服用と定期的に検査が必要となるのです。

 

高熱など、目に見えて子供がつらい状態が過ぎると、

 

「もう大丈夫なのでは?」

 

と考えがちです。

 

しかし、冠動脈瘤を放置してしまうと
心筋梗塞を起こして、命にかかわる可能性もあります。

 

起こしてから後悔しても遅いのです。

 

きちんと医師が大丈夫だろうと
判断するまでは、きちんと治療、
検査を続けていってくださいね。

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