川崎病は中学生でも掛かるの?

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ここでは、「川崎病は中学生でも掛かるのか」についてお話します。

 

川崎病は、その大半が
4歳以下の乳幼児に発症する病気です。

 

全身の血管が炎症を起こすので、
様々な特徴的な症状が出現します。

 

しかし、原因がいまだに不明なので、
予防などができない難病なのです。

 

この川崎病は、4歳より大きくなれば
ならないものなのでしょうか?

 

中学生くらいになれば、
体も大きくなって関係ない病気と考えがちですよね。

 

そこで今回は、川崎病は中学生でもなるかを紹介します。

 

中学生の発症

 

川崎病は、乳幼児に多く見られる原因不明の病気です。

 

4歳以下での発症がほとんどで、
特に1歳頃は発症率が高くなっています。

 

そんな川崎病ですが、まれに小学生、
中学生になってから発症することもあります。

 

発症する理由は分かっていませんが、
原因として遺伝子的なものや
環境的なものがあるのではないかと考えられているのです。

 

中には、高校生になって高熱が続き、
川崎病と診断される人もいます。

 

高熱が続き、川崎病の特徴的な症状が
あらわれているようであれば、
速やかに病院を受診しましょう。

 

中学生の再発

 

川崎病は、再発のおそれのある病気です。

 

再発の年齢としては、川崎病に
かかりやすいとされる8歳頃までが多いです。

 

しかし、成人になって突然再発をし、
冠動脈瘤ができてしまうこともある恐ろしい病気です。

 

この再発は、中学生でも起こり得ます。

 

乳幼児期に一度、川崎病に
かかったことのある子供は要注意です。

 

万が一高熱が続き、その他の症状が出る場合は、
主治医に診察と検査をしてもらいましょう。

 

川崎病の再発例

 

4歳の頃に川崎病になり、定期検査を行って
後遺症がないかを調べていた中学一年生の女の子。

 

中学一年生の定期検査では、異常なしと診断され、
高校一年生に検査をして
最後にしましょうと言われていました。

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しかし、突然首のリンパが腫れて
痛いと訴え、高熱が続きました。

 

最初は内科を受診して抗生剤を処方してもらい服用。

 

しかし、一向に熱が下がらず、別のクリニックを受診。

 

違う抗生剤が処方され、
服用すると一時は熱が下がるものの、
またぶり返すといことを何度も繰り返します。

 

首の腫れはだんだん引いてきたものの、
血液検査で炎症数値がかなり高くなり、
熱は上がったり下がったりで一行に回復できない状態。

 

総合病院を受診して
下った診断が「川崎病」でした。

 

発熱から10日後が経過していました。

 

症状の出方は100%典型的な
現われ方ではなかったのですが、

 

一部の症状が当てはまり、血管の炎症反応も
出ていたために治療が開始されたのです。

 

すでに発熱から10日が経過していたため、
迷っている時間はないとすぐガンマグロブリン投与を開始。

 

24時間以内に解熱をし、
炎症反応の数値も少しずつ良くなりました。

 

このように、典型的な症状がそろわず、
川崎病となかなか断定できないことが多いのです。

 

川崎病は、治療が遅れてしまうと、
冠動脈瘤を起こす危険性が高まります。

 

冠動脈に後遺症を残さないためにも、
速やかな判断が大切となり、
医師らの課題にもなっているのです。

 

このように、中学生でも川崎病に
かかる可能性は十分にあります。

 

特に一度川崎病に
かかったことのある子供の場合は、
再発する可能性があるのです。

 

もし高熱が続く、どれか1つでも
特徴的な症状があらわれている、

 

という場合は、主治医の先生に
診てもらうことをおススメします。

 

治療ができるだけ早く始められるよう、
普段から子供の異変を敏感に
察知できるようにしましょう。

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