川崎病の血液検査のデータ項目とは何なの?
ここでは、「川崎病の血液検査のデータ項目とは何なのか」についてお話します。
子供が罹る病気として川崎病があります。
川崎病特定の判断としては、特徴的な症状の
6項目中5つが当てはまる事になります。
5つ以下でも不全型の川崎病と
診断される事になります。
発熱や風邪のような症状から始まる事が多く、
インフルエンザなどの感染症などが流行の時期は、
診断も難しいと言われていますが、
血液検査なども行われ、医師により
正確な診断が下されます。
川崎病の血液検査
血液検査には様々データ項目があります。
素人では検査結果をただ手渡されても、
さっぱり理解が出来ないものですね。
川崎病は血管の炎症による病気になります。
主に白血球が体外から侵入した細菌に対抗する役目を
担っていますが、白血球の働きが過剰となると、
血管の壁が傷んでしまう反応が起きます。
本来は細菌の侵入を拒み、
身体を守るためにあるものですが、
反応が強く現れると、
自分の組織にまでダメージが起こります。
そこで、その炎症を抑えるために川崎病では、
点滴や服薬による薬で治療をしていく事になります。
最初の診察の段階でも血液検査は行われますが、
治療中においても幾度となく
血液検査が行われる事になります。
薬の効果により、血液の炎症具合を判断し、
今後の治療方針を決定していく事になります。
血液検査の項目
主に血液検査で調べる項目は、
肝機能・白血球数・赤沈・CRP上昇
LDH上昇・Hb低下・低アルブミン血症
低ナトリウム血症・
血小板増加(回復期)などになります。
主に血管の炎症について、
数値から医師が読み取るものですが、
使用した薬の影響なども見られています。
合併症として肝機能の障害もみられる
可能性がありますから、
その辺りも注意していく事になりますね。
4歳以下の小さな子供が多く罹る病気と言われていますが、
小さな子供が採血をされたり、
点滴治療を受ける姿は、見ていても
つらい気持ちになりますね。
早期の治療により、合併症などのリスクは軽減されます。
冠動脈に障害が見られなければ、
早くて1週間程度で退院できますから、
その後は自宅でゆっくりとした時間を過ごせるでしょう。