川崎病の発疹は消えるの?

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ここでは、「川崎病の発疹は消えるのか」についてお話します。

 

川崎病の6つの主要症状の1つに、
不定形の発疹があります。

 

川崎病は、全身の血管に
強い炎症を起こしているので、
真っ赤な境界線のない発疹が出ます。

 

ここでは、この発疹は
消えるのかについて解説します。

 

川崎病の発疹の経過

 

患者によって、発疹の出る部位が異なり、
形状や大きさも違います。

 

また、BCG接種した付近の皮膚が
赤くなるのも、川崎病特有の症状です。

 

この発疹は、他の皮膚炎などの発疹のように、
盛り上がりや水ぶくれがありません。

 

かゆみに関しては、
まったく感じない人もいれば、

 

激しいかゆみがあり、
かゆみ止めを処方してもらう人もいます。

 

この発疹は、急性期の特徴なので、
発熱と大体同時期に出始め、

 

1週間から10日経てば、
解熱とともに消失していきます。

 

乳児がかかりやすい病気に
突発性発疹がありますが、

 

この場合は、解熱後に
発疹が現れるのが特徴です。

 

発疹の痕は残らないのか

 

子供の病気で、皮膚に発疹が出て
痕に残りやすいのが水ぼうそうです。

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米粒大の発疹が、
まるで星屑を散らしたように
全身に出て、次第に水ぶくれになります。

 

この頃から激しいかゆみを伴い、
幼い子供はあまりのかゆさに
掻きむしってしまいます。

 

通常、掻きむしらなければ痕は残りません。

 

一方で、川崎病や突発性発疹の発疹は、
痕を残すことなく、きれいに消えます。

 

ただ、激しいかゆみに襲われた場合、
掻きむしってしまうと
どうしても傷痕が残ってしまう場合があります。

 

我慢できないかゆみには
かゆみ止めを処方してもらい、

 

掻きむしらないようにすると
痕を残すことはありません。

 

川崎病 後遺症なし その後
でもお話しましたが、

 

川崎病の後遺症として挙げられるのは、
冠動脈瘤などの心障害です。

 

具体的に後遺症として報告されているのが、
冠動脈の拡大、冠動脈瘤、
弁膜病変、巨大瘤、心筋梗塞です。

 

報告は心障害のみになっているので、
発疹に関しては、炎症の陰性化とともに

 

きれいに消えて、後遺症として残ることは
ないと判断してよいでしょう。

 

もし、数週間経っても発疹が消えない場合は、
退院後の定期検診の際に、
必ず医師に伝えてください。

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