川崎病の原因は感染にあるの?

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ここでは、「川崎病の原因は感染にあるのか」についてお話します。

 

川崎病は、全身の血管が炎症を起こす病気です。

 

4歳以下の子供に多く見られ、
その原因は未だに解明されていません。

 

しかし、川崎病は時に流行することが分かっています。

 

もし感染する病気であれば、
乳幼児の子供を持つ親にとっては
気になるところですよね。

 

そこで今回は、川崎病の原因と
感染について紹介します。

 

川崎病の原因1.遺伝学的な背景が関係している

 

川崎病の原因解明のための研究は、
現在進行形で進められています。

 

その中で、関与しているのでは
と考えられていることに、
その子の「体質」があげられます。

 

すなわち「遺伝的な背景」が
関与していると考えられるのです。

 

具体的には、川崎病にかかりやすい体質や、
罹った時に重症化しやすい体質、

 

治療薬のガンマグロブリンが
効きにくい体質などが考えられます。

 

調査が進み、現在遺伝的背景は
徐々に解明されはじめているところです。

 

川崎病の原因2.遺伝学的背景と環境因子で発症する

 

川崎病は、遺伝学的背景に「環境因子」が
加わることで発症すると考えられています。

 

環境因子とは、病気の引き金となる
ウイルスや細菌のこと。

 

これまでに川崎病の環境因子として、
30〜40種類が候補にあげられましたが、
確証にまでは至っていません。

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そもそも環境因子が細菌なのかウイルスなのか、

 

それらが複数種類重なっているのか、

 

様々な視点で検証を行っていく必要があります。

 

川崎病は感染しない

 

川崎病 伝染」でもお話した通り、
川崎病は感染する病気ではありません。

 

実際に流行年などは存在するものの、
ウイルスや細菌で
うつることはないとされているのです。

 

兄弟姉妹で発症する率も、決して高くはありません。

 

同じ部屋で過ごしていたり、
一緒に遊んでいたりしてもうつることは無いのです。

 

川崎病の増加の理由

 

年々、川崎病の罹患者が増えています。

 

1970年に始まった全国調査でも、
患者数は増えているのです。

 

この結果を見ると、川崎病が
なんらかの原因で増加しているとうに感じます。

 

しかし、その主な理由としては、
「川崎病」と適切な診断をつけられる
医師が増えたからと考えられます。

 

川崎病の認知度が上がり、小児科医という
専門医が直接、川崎病をみる機会が増えたのです。

 

このように、川崎病は原因からみても
感染する病気ではありません。

 

年々川崎病の患者が増えているのも、
そう診断できる医師が増えているのです。

 

感染しないので、
兄弟姉妹が同じ空間にいたからと
不安になることはありませんよ。

 

しかし、まだまだ川崎病は
解明されていないことが多くある病気です。

 

これからますます研究が進み、
原因が特定できるようになることを願います。

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