川崎病とは感染するの?

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ここでは、「川崎病とは感染するのか」についてお話します。

 

川崎病は、子供が主にかかる原因不明の病気です。

 

全身の血管が炎症を起こしてしまい、
時に重篤な後遺症を残すこともある怖い病気なのです。

 

そんな川崎病とは、一体どんな病気で
、感染の可能性はあるのかどうか、
気になるところではないでしょうか。

 

そこで今回は、川崎病とはどのような病気で、
感染の可能性はあるのかどうかを紹介します。

 

川崎病とは

 

川崎病とは、「川崎病とは 難病 」でもお話したように、
全身の血管に炎症を起こす原因不明の難病です。

 

1967年に川崎医師によって発見、発表された病気で、
別の名を

 

「急性熱性皮膚粘膜リンパ腺症候群」

 

と呼ばれます。

 

発熱からはじまるこの病気は、特徴的な症状が現われます。

 

主な症状としては、

 

・38度以上の熱が5日以上続く。

 

・赤い発疹が全身に出る。

 

・両目が充血して真っ赤になる。

 

・唇が赤くなったり荒れて出血したりする、いちご舌になる。

 

・手足に腫れやむくみがあり、手のひらや足のそこが赤くなる。
 解熱後指先の皮膚の皮がむける。

 

・首のリンパ節が腫れる。

 

の6つの症状です。

 

また、BCG跡が赤く腫れあがったり、
膿をもったりすることもあります。

 

病気にかかる年齢は、1歳がピークで
主に4歳以下の子供がかかります。

 

川崎病による亡くなる確率は
0.05%程度となっています。

 

川崎病の感染

 

川崎病は、「川崎病 症状 感染」でもお話したように、
基本的には他の人への感染はしないとされています。

 

細菌やウイルスが原因の病気ではないからです。

 

一方で、川崎病にかかりやすいタイプというものは分かっています。

 

タイプとしては、

 

・4歳以下の子供
・男の子

 

・遺伝
・日本人

 

という4つがあげられます。

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しかしながら、川崎病の原因は
いまだに解明されていません。

 

川崎病が流行することは分かっているのですが、
何故流行するのか原因は分かっていないのです。

 

妊婦や子供への感染

 

感染病ではないとされている川崎病ですが、

 

「一緒に過ごす中でもしかしたら…」

 

と不安になるのではないでしょうか。

 

・妊婦への感染

 

子供が川崎病にかかったときに、
お母さんが妊婦だった場合、

 

「胎児に影響が出てしまうのでは?」

 

と不安が大きいものです。

 

しかし、同じ部屋で過ごしていたとしても、
感染することはありません。

 

お腹の子供も、健康そのもので
生まれてくることができるので、
安心して良いでしょう。

 

また、お腹の子が成長していく中で、
川崎病にかかる確率が上がるということもありません。

 

・2〜3歳の子供への感染

 

川崎病にかかった子供に兄弟がいた場合、

 

「兄弟にもうつってしまうのではないか?」

 

と考えますよね。

 

しかし、同じ空間にいたからといって感染することはありません。

 

ただし、遺伝の関係では同じ遺伝をしているかもしれないので、
川崎病にかかりやすいタイプである可能性はあります。

 

一緒に過ごすことについては、心配はいらないでしょう。

 

・新生児の赤ちゃんへの感染

 

新生児の赤ちゃんは、
一番感染が心配なのではないでしょうか。

 

しかし、新生児であっても感染することはありません。

 

ただし、病院には様々な病気の患者さんがいるので、
その他の感染症に対しては
きちんと対策をしたほうがよいでしょう。

 

手洗い・うがい・消毒という基本的な予防を、
しっかり行っていきましょう。

 

このように、川崎病は感染しない病気なのです。

 

しかし、発症した子供の兄弟は、
同じようにかかりやすいタイプである可能性はあるのです。

 

原因不明な病気のため、
まだ予防法は確立されていません。

 

親である私たちが、子供の異変に
いち早く気づけるようにすることが大切なのです。

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