川崎病と蕁麻疹の違いとは?

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ここでは、「川崎病と蕁麻疹の違い」についてお話します。

 

川崎病の特徴的な
症状の1つに発疹があります。

 

例えば、発疹だけが出ている場合、
アレルギーなどの蕁麻疹なのか、

 

あるいは何かの感染症なのか、
判断できず、不安になりますね。

 

ここでは、川崎病の発疹と
蕁麻疹の違いについて、まとめます。

 

蕁麻疹

 

蕁麻疹の特徴は、
皮膚に膨らみのある膨疹、
皮膚が赤くなる紅斑です。

 

まるで蚊に刺されたような
赤くてぷっくりしている斑点です。

 

発症の場所は特に決まっていませんが、
太もも、股、腹部、おしり、乳房周辺が
発症しやすい傾向にあります。

 

ただ、そこに限らず、皮膚面であれば
どこにでも発症します。

 

皮膚にかゆみがある場合、
蕁麻疹であることが多いです。

 

熱は出ません。

 

したがって、発疹に伴って発熱する場合は、
他の病気を疑いましょう。

 

食物や薬剤摂取によるアレルギー性のもの、
寒さや温熱、汗、日光などの非アレルギー性のもの
など、原因は様々です。

 

蕁麻疹の持続時間は、数10分〜数時間です。

 

数日も発疹が続くようなら、
他の病気の可能性があります。

 

川崎病の発疹

 

川崎病の発疹は、不定形発疹と言われ、
大きさ、形は実に様々です。

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麻しん・風しん様、蕁麻疹様など、
発疹を見るだけでは、
他の病気と区別しにくいものです。

 

1日で発疹が消えたかと思うと、
また別の場所に表れたり、
癒合したりすることがあります。

 

特に、手足や体に多く出る傾向にあります。

 

発疹に加えて、手足が腫れ、
むくみでパンパンになります。

 

川崎病は全身の血管炎なので、
発疹の赤みが強く出る傾向にあります。

 

まるで熱湯のしぶきが
かかったような発疹です。

 

さらに、手のひらや足の裏が赤くなります。

 

加えて、BCGを摂取した部位が
ポーッと赤くなる限局性紅斑が見られる
場合があり、これは川崎病の診断の参考になります。

 

川崎病の特徴として、
発熱(38〜39℃)が5日以上続きますが、
発疹は熱が続いている間、出ています。

 

かゆみを生じる場合もありますが、
かゆみがないケースが多いようです。

 

いかがだったでしょうか。

 

川崎病の発疹は、
蕁麻疹に似た形状のものもあるので、
発疹が出てすぐに判別するのは困難です。

 

発疹以外に、川崎病を判断する基準として、
5日以上の発熱、目の充血、いちご舌、
首のリンパ筋や手足の腫れなどがあります。

 

川崎病は早期治療が重要なので、
しっかりと観察し、他の症状が見られた時点で
早急に受診しましょう。

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