ここでは、「川崎病は難病指定なのか」についてお話します。
難病と聞くと、大変難しい病であると予測できますね。
難病とは、その病気の根本的な原因すら
解明されていない場合もあり、
進歩していると言われる現代の医学においても
なかなか治りにくいものとされています。
子供が罹る難病の場合は
「小児難病」
と呼ばれています。
主に小児白血病、小児腎不全、
小児糖尿病などがあり、
子供が発症することが多い
「小児川崎病」
も小児難病に含まれています。
ここでは難病指定の川崎病について
まとめていきましょう。
難病指定されるメリット
難病指定をされるとされないでは、
どんな違いがあるのでしょうか。
それは助成制度が関係してきます。
国が難病であると定めた病気に関しては、
医療費の負担がとても軽くなると言えます。
収入に応じて医療費の
上限が定められる事になりますので、
高額所得者でもない限りは、
負担やお金への精神的不安も
軽減出来ると言えますね。
川崎病はまだ原因が不明とされています。
つらい症状と共に、
入院が長引く子供も多くいますから、
こういった助成制度は必要ですね。
小児川崎病の発症数
子供の川崎病の発症は増加している傾向にあります。
日本の患者の数としては
１万５０００人近い子供が発症し、
治療を行っています。
世界的に見てもアメリカでは
３０００人から５０００人程度で、
日本や韓国など東アジアでは
多く見られる病気と言えます。
川崎病は感染症ではありませんが、
最近のデーターでは、
春から夏の時期にかけて発症人数が増え、
９月以降の秋に入ると
減少していく傾向にあるようです。
また、割合から考えると、
女児よりは男児の方が発症する
可能性が高いとも言われています。
あくまでも数値上のことですから、
これは個々の体質なども
関係していると言えますね。
川崎病についての研究は現在進行中です。
日々研究は進み、
様々な原因について注目をされています。
菌や人の体質、遺伝性、発症地域の特異性など、
研究チームによる新たな発見が期待されています。
病気の原因究明がなされ、
治療法や予防法が確立されれば、
川崎病で苦しむ事もなくなり、
難病とも呼ばれなくなりますね。